【話ネタ】1日3食、本当に食べるべき?

こんにちは!

皆さんは普段、1日何食食べているでしょうか?

もちろん3食だよ。という方も多いと思いますが、ひょっとしたら4食、5食という方もいるかもしれません。

僕は学生時代に一人暮らしをしていた時は、食事を作るのが億劫で、1日1食の日もよくあったものです(笑)

最近では様々な要因から、1日2食という方が増えてきているそうです。1日2食の方の割合は女性よりも男性の方が多く、今や男性人口全体の2割を超すと試算されていますが、それだけ忙しい世の中になったということなのでしょうか。それとも健康志向の高まり???

それはそうと、なんとなく世の中には「理想の食事回数は、1日3食である」という考え方がはびこっているような気がします。

しかしこの“3回”という回数、一体誰が、いつ決めたのでしょう?

誰もがお腹が空くたびに食べ物を口にしていたら、3回がちょうど良かったということなのでしょうか。

いいえ、全ての生活習慣には、理由があります。




日本でこの「1日3食」というイメージが定着したのは、江戸時代以降だと言われています。

もともと日本人は、貴族・庶民関係なく、1日2食が一般的でした。

 

それではどうして日本はここ数世紀の間に、1日2食から1日3食が当たり前になったのか、その理由を見ていきます。




1日3食を後押ししたもの①:江戸の大火事

一説によると、1657年に江戸の町全体を襲った「明暦の大火」の後、幕府からの声掛けにより、全国各地から復興のために大工や左官などの職人たちが集まってきた結果、江戸の食事情が変わったとされています。

現代の災害時もそうですが、復興はかなりの肉体労働を伴うため、復興支援者たちにとって1日2食ではとても足りなかったというわけです。

そんな中、江戸の町中に簡単な屋台や飯屋が続々とオープンし、復興支援者を支えたのでした。

その結果、間食含め1日に3食以上口にする人が増え、同時に食文化は豊かになり、江戸は経済的にも潤っていったのです。

ちなみに国会図書館にはこんな屋台の絵が残っています。(タイトル「職人尽絵詞」)

江戸時代以前にも、武士たちが体力をつけるため1日3回食事をとっていたという記録がいくつか残っていますが、「1日3食」というイメージが日本全体に庶民レベルで定着したのは、江戸時代中期以降のことでした。




1日3食を後押ししたもの②:

江戸時代は、物流が急速に発展した時代でもあります。

その中で照明用の油(特に菜種油)が広く出回り、比較的安価に手に入るようになったのも、1日3食の食生活を後押しした理由とされています。

それまでは日暮れとともに寝るのが庶民にとって賢明な選択でしたが、照明用の油が安価に手に入るようになったことで夜が明るくなり、起きていられる時間が長くなった結果、自然の流れで3回食事をとるようになったというわけです。

もちろん屋台や飯屋の夜間営業も始まったでしょうから、さぞにぎやかな時代だったことでしょうね!




1日3食を後押ししたもの③:エジソンの発言

時代は江戸から明治に移ります。

ここでご紹介する話が、1日3食になった理由としては最も有名かもしれません。

それは歴史的な発明王として知られるエジソンが、1日3食の必要性を世界に提唱したというものです。

エジソンは蓄音機や映写機だけではなく、パンを焼くトースターも発明しました。(ちなみに白熱電球の本当の発明者はエジソンではなく、ジョゼフ・スワン

そしてエジソンは自身の発明したトースターを世界に売り込むために、マスコミの力を使って、こう言ったのです。

“ヒトは1日2食では不健康である。3食にすべきである”

 

その甲斐もあって、トースターは世界的にバカ売れしたというわけです。

なんとなくグリコとバレンタインデーのくだりに似ていますね(^_^)

 

良く言えばビジネスのセンスがあるということになるかと思いますが、きっと世の中はこうした資本家やメディアによって動かされているんだなぁと考えると、少し恐ろしくもなりますかね(笑)

 

僕は資本家やメディアが悪いとも思いませんが、一人ひとりの消費者が真実を見極めて、選択する力はこれからますます必要になってくる気がします^^

以上です!

 







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