【もう人間関係に苦しまない!】小さなアリが教えてくれる2:8の法則って?

突然ですが皆さん、人間関係に疲れることはありませんか?

 

学校、職場の同僚、お客さん、ご近所、保護者同士の付き合いなどなど、、、

人と関わっている以上、様々な場面にどうしてもストレスというものは付きものではないかと思います。

 

いやストレスなんてないよー!という方や、

ああ腹立つ―!!!とか言いながら酒でも飲んで発散できる方は良いとしても、決して世の中そういう人ばかりではないと思います。

 

自分自身のことを責めて鬱病を患ってしまったり、最悪のケースでは自殺をしてしまったりなんていう悲しいニュースを聞くことも少なくありません。

その要因はもちろん人間関係だけとは言い切れませんが、いずれにしても日本の大きな社会問題の一つと言えます。

 

ただ少しでも気持ちがラクになる方法があるとしたら、知っておいて損はありませんよね。

そこでご紹介するのが2:8の法則と呼ばれるものです。




2:8の法則

2:8の法則は「パレートの法則」とも呼ばれていますが、どういうことかと言うと、“世の中の多くの事象はどうしても2:8の割合になっちゃう”というものです。

ビジネスの場や企業研修なんかでもよく話されることなので、ビジネスマンの方は一度は耳にしたことがあるかもしれません。

例をいくつか挙げてみます。

  • 企業の売上の8割は、全顧客の2割が生み出している。
  • 企業の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割が生み出している。
  • 企業の売上の8割は、全従業員のうちの2割のエリートが生み出している。
  • 仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
  • 交通量の8割は、道路の2割に集中している。

なかなか興味深いと思いませんか?

 

この法則は「働きアリの法則」とも呼ばれています。

なぜかと言うと、僕らがふだん目にする働きアリの中でせっせと働いているのはたったの2割程度で、残りの8割は巣の中でほとんど働いていないからです(笑)

ほとんど働いていないと言うのはアリに申し訳ありませんが、観察してみると巣の中をウロウロしているだけのアリや、女王アリの生んだ卵をペロペロと舐めて湿らせているだけのアリも多いそうです。

 

ところがどっこい、この8割のアリも実は集団行動の中で非常に重要な役割を担っています。

外の2割のよく働くアリが一斉に疲れて働けなくなったり、何らかの要因で外で死んでしまったりした時に、待ってました!!とばかりに働き始めるのです。

例えば小さな男の子が、アリを見つけて面白半分で踏みつぶして殺してしまう場面なんかがそうかもしれませんね。

 

事実とある研究では、2割の働きアリを意図的に取り除き、8割の働かないアリだけの集団を作ってみたそうです。するとどうでしょう、働かなかった8割のアリの中でまた2:8が出来あがったのです。

逆に、8割の働かないアリを意図的に取り除き、2割の働きアリだけの集団を作ってみると、今度は2割の働きアリの中で2:8が出来あがっていくのです。

素晴らしいですよね!(笑)

 

厳密には8:2ではなく、2:6:2だと言う人もいます。

アリで言えば2割はとてもよく働き、6割は普通に働き、2割は怠ける。

つまりどの世界にも、上にも下にも飛びぬけた2割がいるということです。

 

これは“集団で行動を起こすときにほぼ必ず起きる現象”のようです。

 

ここにおもしろい話があります。

ある時にエリートで固めた組織が『どれだけ良い人材を採用しても、業績が上がらない』とコンサルタントに相談をしたそうです。

するとコンサルタントはこんなことを言いました。

『それでは頭の悪い人材を採用してみてはどうでしょうか?』

“押してダメなら引いてみる”。とはこのことですね。

長い目で見ればエリートの中に2:6:2が自然と出来ていったのかもしれませんが、ビジネスの場では急を要しますからね!

それまでは「我こそが一番!」とお互いにつぶし合ってきたエリート達でしたが、「あいつバカだよなー」と新しい社員を笑い合うことで風通しが良くなり、企業としての成績も伸びて行ったそうです。

 

 

さて周囲を見渡してみましょう。

もしあなたの周りに意見が合わない人がいたとしても、対立したり無駄にストレスに感じたりする必要はもうありません。

自然の法則の中で「単純に種類が違う人なんだ」と考えましょう。

通常10人いて2人は意見が合わなくても、6人はあなたに危害を加えない普通の人、そして2人はあなたのことを好きになってくれるのです。

 

ひょっとすると10人いて10人とも意見が合わない例外的な場面もあるかもしれません。そんな時はさらに外の世界に目を向けてみましょう!

すると30人は普通の人、そしてあなたの味方になってくれる人が10人もいます。

 

そして種類の違う人を否定するのではなく、違っていても全然OK!と多様な価値基準が認められるが社会をつくっていくことがとても大事だと思います。

 

今回はこれで終わりですが、この記事はブログに訪問してくれた方の2割じゃなくて、8割の人に読んでほしいなー。。。(笑)






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