【ネパール】ダルバール広場で物々交換を試みた結果

ナマステ!

現在僕はネパールに来ているのですが、今回トレッキングをするにあたり、山の中で電源を確保するために日本からモバイルバッテリーを3つ持ってきました。

そして9日間のトレッキングが終了してカトマンズに戻ってきたので、ひとつの不要なモバイルバッテリーを手放すことにしました。

こちらがそのバッテリーです。

僕の父親が勤務している業界の全国大会で、記念品としていただいた日立製のものです。

記念品で配るくらいのものなのでそこまで良いものではないと思いますが、一応緊急時1回分のフル充電くらいはできます。




山にいる時、前回ネパールに来た時のことをなんとなく思い返していました。

カトマンズ の「ダルバール広場」というところで雑貨やアクセサリーを物色していた時のこと、どこかの店主の女性がこんなことをいっていたような・・・

何か買ってくれれば嬉しいけど、うちは物々交換もやってるわよ。

その時は欲しいものもなかったので軽く受け流したのですが、今回はカトマンズで少し時間があるし、ちょっとその“物々交換”とやらをしてみるか、と思い立ったわけです。



いざダルバール広場へ!

前回来た時同様、ダルバール広場の一画では市が立っていました。

青空のもと、観光客の姿も見られます。

このトルコ人グループは石のネックレスを値切って値切って、格安の5ドルで買っていきました。

そんな様子を見ながら歩いていると「こんにちは!」「見るだけで良いから」と、半ば強引に商品を見せられます(笑)

そして声を掛けられたおじさんに、「物々交換なんてやってたりするの?」と聞いてみました。

するとおじさんの目が光り、「何を持ってるんだい」との返答。

早速カバンの中から例のモバイルバッテリーを取り出すと、充電ができるか確認してから納得したようで、「何が欲しい?」と言われました。

ということで、ダルバール広場に来て早々、物々交換してくれる店主に出会うことができました(笑)




話は少し変わり、僕はトレッキングの中で、山岳地域の人々の暮らしに触れました。

重い荷物を人力で運び上げるポーターや、暖を取るための薪などを運ぶ村人たち。

僕たち登山者が山で快適に過ごすことができるのは、こうした人々の努力の結果であり、モノをいただく有り難みを感じずにはいられませんでした。

過酷な作業だとは思いますが、山岳民族の暮らしからは、現代の僕たちが忘れてしまった人間本来の力強さを感じました。

 



そして、ダルバール広場のおじさんのお店で、こんなものを発見しました。

おじさんがマウンテンピーポー(山の人々)と説明するこちらは、おそらく30年以上前に観光客用に作られたアンティーク物とのことです。

実際の価値は分かりませんが、こちらのうちの一体を、今回モバイルバッテリーと交換してもらうことにしました。

結局一体だけだと寂しいので、お金を出してもう一体を購入しましたが(笑)

日本に帰ったら、旅の思い出として、目に付くところに飾りたいと思います♪

皆さんも旅先の楽しみや暇つぶしとしての物々交換、ぜひ取り入れてみてください(^_^)

 

余談ですが、古物商歴40年のおじさんに教えていただいた、為になる考え方を記しておきます。

●ビジネスは良い日もあれば、悪い日もある

 

●利益がほとんどなくても、相手が喜ぶのであれば、手放した方が良いことがある

 

●善い行いは、必ず自分に還ってくる

40年に及ぶ古物商経験からそう感じるのでしょうが、本当にその通りだと思います。

 






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