【インド17日目(最終日)】ヘナおばさんと詐欺師サダム

 

2018年7月18日(水)

※備忘録としての日記をベースにしているため、不必要な文章も多いかと思いますがご了承ください!

☆旅のルート☆

デリー→リシケシ→デリー→

→カジュラホ→バラナシ→

→ブッダガヤ→コルカタ



今日は僕のインド旅の最終日。

14時まで日本人宿サンタナ・コルカタでゆっくりしてから、相部屋の2段ベッド上段で隣同士のYさんと街にくり出すことになった。Yさんは自分の旅の様子を自撮り&編集して、自分の動画が誰かの行動のきっかけになればということで、YouTubeに日々アップしている。

YさんのYouTubeチャンネルがコチラ

いつの時代も、人の心を動かすためにアクションを起こしている人は素晴らしい。熱量が違う。サンタナのベッドでYさんが何時間もかけて動画を編集している姿を毎晩見てきた。

今日は2人で改めてコルカタらしい人の暮らしを見て回れればと思った。

まずはコルカタで極上ラッシーが飲める「The Pure Milk Centre」で乾杯。

コルカタ到着日にも立ち寄ったこのラッシー屋には、相変わらず顔は無愛想だけど優しい感じのこのおじさんがいた。次に飲めるのがいつになるか分からないラッシーなので、最後までしっかりと味わって飲み干した。またいつかコルカタに来ることがあればぜひ飲みたい一杯だ。

 

そして次に、Yさんが《ヘナおばさん》と呼ぶおばさんのところに向かった。Yさんは数日前にこのヘナおばさんという人に、なぜか無料でヘナタトゥーをカラダに描いてもらったらしい。金は後でいいよ!と言って、言い値よりずいぶん高く請求してくるインド人はいても、無料というのはなかなか珍しいタイプだと思う。

いつもこの辺に座っているというところに到着しても、そこにヘナおばさんの姿はなかった。残念に思っていると、何やら10メートルくらい先の路肩の地面に大胆に寝ている女性が見える

近づいていってみると、ヘナおばさんだった(笑)

寝てるヘナおばさんを無理やり起こすYさん。

ヘナおばさんもYさんのことを覚えていたようで、ゆっくりと起き上がる。

言葉のキャッチボールと言えるのかも分からない会話を始める二人。

ヘナおばさんは僕のカラダにもヘナタトゥーで絵を描きたいようだったけど、ヘナおばさんの絵はあまり上手くないと聞いていたので、変な絵が2週間も肌から消えないのは嫌なので、お断りした。しかも僕には有料と言ってくるし(笑)

ヘナおばさんにヘナタトゥー液だけを購入できるか聞いてみると、少しここで待っていなさいと言って、どこかに行ってしまった。

30秒くらいで戻ってきたヘナおばさんの手にはヘナタトゥー液が一本握られている。それを20ルピー(約32円)という安値で買って、お礼を言ってから別れた。

ヘナおばさんがあまりにも早くヘナタトゥー液を手にして戻って来たので、Yさんと仕入れ先を探りに行ってみると、案の定薬局のようなお店で同じものが10ルピーで売られていた。

仕入れ値の倍の価格で売るヘナおばさん。なるほど、やるなー(笑)

まあ大丈夫、お金の価値なんていうのは流動的で、僕の買ったヘナタトゥー液には“ヘナおばさんから買った”という付加価値が付いただけの話さ。

 

コルカタには、サダムという日本人を相手にする有名な詐欺師がいるらしい。サダムは日本語を少し話す。

手口の詳細はよく分からないけど、結婚詐欺に近いものを含め、これまで多くの日本人がその被害に遭ってきたらしい。

Yさんはサダムに数日前に声を掛けられたけど、宿サンタナ・コルカタの壁にあった「要注意人物!詐欺師サダム」という貼り紙を見て詐欺師と知っていたので、その時は様子を見ながら距離を置いて接していたようだ。

そして今日はその詐欺師サダムの本性を、動画に収めようと試みるYさん(笑)

結果的にサダムは見つかったのだけど、逆に質問攻めがサダムに逆に煙たがられたのか、深入りできずに退散せざるを得なかったようだ。Yさんいわく、サダムの目は正真正銘、詐欺師の目をしていたらしい。

 

その後は僕の希望で、ラールストリートというエリアにある紅茶問屋へと向かった。

僕らが立ち寄ったのが「DHRUBA TEA CENTRE]というお店。店中には、「千と千尋の神隠し」でカマジイが薬湯を調合する時に使うような引き出しがたくさんあった。

茶葉はピンキリだけど、高いものだと1kgで10,000ルピー(約16,000円)のものまであるから驚きだ。

匂いを嗅がせてもらいながらゆっくり選び、陽気な店員のおじさんの計り売りパフォーマンスを見ながら購入した。このお店はコルカタに行く皆さんにもオススメする。

コルカタで手に入る紅茶の茶葉が良質ということは、そんな茶葉で作られるチャイ(インド式のミルクティー)も結果として美味しいはずだ。食後のシメによく通っていたこの「KALLU TEA HUT」というチャイ屋さんは、製法にもおそらくめちゃくちゃこだわっていて、やはり絶品だった。

 

コルカタは観光を目的にすると特に面白味はないけど、人々の暮らしを垣間見ることのできる「下町」のような雰囲気のある街だと思う。

<タバコの葉っぱを切り売りするおじさん>

<タイプライターで依頼人の文章を打つ人>

<ニワトリがその場で割かれ売られるお店>

ほしいモノは何でも手に入るのがコルカタ。ニセモノも手に入る。

adidas・・・
いやよく見ると違う、adiboxって(笑)

 

そんなコルカタの日常を見て回った一日も夜になり、いよいよ帰国の飛行機の時間が近づいてきた。

日本人宿サンタナ・コルカタで出会ったマザーハウスのボランティアに通うアジアの友人たちとのお別れの一枚。

 

そして偶然にも今日行動を共にしたYさんが、コルカタ空港からバングラデシュ行きの飛行機に乗るということだったので、タクシー代を割り勘して一緒に空港に向かうことになった。僕はバンコク乗り継ぎで成田空港へと向かう。

宿を後にして空港行きのタクシーを待っている時、怪しい黄色い服を着たインド人が近寄ってきた。

詐欺師、サダムだ。

なぜここに現れたのかは分からない。

確かに横顔でも、犯罪者らしいキラキラした目をしているのが伝わってくる気がする。

 

<NAOIRO YODA のインド日記>

おわり

最後までお読みいただきありがとうございました♪

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