男性のみなさん、黒目が大きい女性の方が好きですか?
女性のみなさん、黒目を少しでも大きく見せたいですか?
このように、「目」のサイズの話になるとなぜか女性だけの問題であるかのような不思議な風潮がある気がします。
また、黒目を大きく見せるカラーコンタクトも、写真加工アプリも、女性ユーザーを対象としているのは間違いないでしょう。
しかしこれは実験で分かっていることなのですが、ヒトの黒目というのは全員11〜12mmでほとんどサイズが同じです。
ただ顔のサイズや鼻の高さ、まゆ毛の長さ・量など、目の周りのつくりによって、相対的に黒目が大きく見えたり小さく見えたりするようです。
うっそーーー!?と思った方、参考までにNHK番組「美と若さの新常識」の公式ページより、こちらの記事を見てみてください。
今日ご紹介するのは、目は女性だけではなく、男性も意識するべき顔のパーツかもしれないというお話です。
「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、目は本当に口以上に物を言ってしまうようなのです(`・ω・´)笑
僕は今年の3月まで某旅行会社の法人営業を担当していましたが、とある社内研修の中でこんなことを言われたことがあります。
「少し苦手なお客さんとの商談も、『自分はこの人のことが好きだ』と意識することで、成約率が上がる」
統計的に、そうなんだとか。
スポーツ選手がイメージトレーニングをするのと同じ仕組みかもしれませんが、脳に無理やり思いこませるというやり方でしょうか。
すこし信じがたい話かもしれませんが、僕はけっこうこの話は信憑性があると考えています。
というのも、動物は本能的に、警戒すると威嚇(いかく)の姿勢を取りますよね。
そして同時に自分が威嚇して今にも攻撃するかもしれないことを相手に伝え、相手はそれを悟る本能があります。
例えば猫を例に取ってみましょう!
この2匹は、黒目がとっても大きいですねー。
可愛いですね(笑)
それではこちらの猫たちはいかがでしょうか?
黒目がとても細くなっていますね。
ワニの目のように、少し威嚇されている印象を受けます。
皆さんは最初の2匹と後の2匹では、どちらかというとどちらの猫たちの方が愛らしいなぁと思いますか?
別に誘導尋問ではありません(笑)
毛色や種類の好みも多少あるかもしれませんが、おそらく最初の猫たちの方が可愛く見えるのではないでしょうか。
そもそも動物の「目」は光の量を調整するために、暗いところでは黒目(正確には瞳孔)が大きくなり、明るいところでは黒目が小さくなるというのは、ほとんどの方がご存知のことと思います。
これは反射的にカラダが行ってしまう作用なので、どれだけ僕たちが頑張ってみたところで、それには逆らえません(笑)
写真を撮るカメラの「絞り」という機能も同じです。暗いところでは絞りを開け、明るいところでは絞りを絞ることによって光の量を調整することができます。
さて、光の量を調整するために、黒目は大きくなったり小さくなったりするというお話をしましたが、それ以外の場面でも人間の瞳は大きくなることがあります。
それは他でもない、“好きなことをしているとき・好きなものを見ているとき”です!!!
人間の目は♡♡にこそなりませんが、黒目は分かりやすく大きくなるというのです。
科学的な理由としては、瞳孔を広げることで、好きなものの情報をより多く得ようとするためだと言われています。
立正大学心理学部の齊藤勇教授が行った実験によると、“同一の女性が写っている2枚の写真うち1枚の瞳を大きく加工して男性数名に選ばせた際、ほとんどの男性が加工した方の写真の方がタイプだと言った”そうです。
同じ女性のはずなんですがね~(笑)
これらのことから分かることは、こんなことではないでしょうか。
好きなものを見ているときに反射的に動物の瞳孔は開く
⇒相手の黒目が大きく見える=“自分に好意がある”と錯覚する
「少し苦手なお客さんとの商談も、『自分はこの人のことが好きだ』と意識することで、成約率が上がる」
僕はこの根拠は、ここにあるのではないかと思っています。
他にも興味深い話があります。
こちらの『キングダム』という人気マンガ。
最初の頃は売り上げが伸びず、連載打ち切りの危機にまで瀕していたそうです。
そこで作者の原泰久さんは、マンガの師匠である井上雄彦さんに相談をしました。
井上雄彦さんと言えば、『スラムダンク』や『バガボンド』、『リアル』など数多くのヒット作を飛ばしている大御所ですよね。
師匠の井上雄彦さんからはこんなアドバイスがあったようです。
「ストーリーはおもしろいから、キャラクターの黒目を大きく描いてみて」
キャラクターの表情を変えるというのは苦渋の選択でしたが、師匠の言う通りにすることに決めます。
するとどうでしょう。
みるみるうちにファンが増え、第50話を超える人気マンガになっているのです!!
黒目のサイズを比べると一目瞭然ですよね。
そしてキャラクターが活き活きしているように見えます!
最後になりますが、ムーディーなバーというのも、いつだって店内が程良く暗いイメージがありませんか。
これもおそらく、何か関係していますね。
きっと、“目が口ほどに物を言う”のです(笑)
僕はまだまだ子どもなのでちっとも分からない世界ですが。
はい、最後までお読みいただきありがとうございましたー!
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