【話ネタ】現代文明との接触を拒絶し続ける島「北センチネル島」

※画像はイメージです。

 

時間とお金とその気さえあれば、明日、遅くても明後日には地球の裏側に行けるような時代になりましたね!

そして急速な近代化によって、地球上にはもはや僕たちが接触できない民族はいないような気さえします。

Google Earthによって地球は言わば丸裸のようになり、秘境の観光ビジネス化が進んだこともあり、お金にモノをいわせれば比較的容易に民族への接触が叶うようにもなりました。(語弊があればすみません。笑)

 

そんな中、昨年2018年11月に衝撃のニュースが世界中を駆け巡りました。

 

“インドの孤立部族、米国人宣教師を殺害”




皆さんは、現代文明との接触を拒絶し続ける島、「北センチネル島」をご存知でしょうか。

場所はココ。

インド洋ベンガル湾内にあり、インド領であるアンダマン・ニコバル諸島の島なのですが、位置的には日本人も大好きなタイやミャンマーに近いですね!

島のサイズとしては、伊豆諸島にある三宅島(約55km2)よりもやや大きい約59km2です。

 

北センチネル島は1947年以降インド領ということになってはいるのですが、インドは北センチネル島民とはこれまで条約を結んだことは一切なく、事実上インド領と認められているという状態のようです。

というのも、この島にはセンチネル族という先住民が多く見積もって400人程度暮らしているのですが、現在に至るまで外部に対して攻撃的なため、条約を結べるような状況ではないのです。

たとえば2004年のスマトラ沖地震の被災状況や安否確認のために訪れたヘリコプターに対しては、センチネル族たちが矢を放つ姿が確認されました。

それから2年後、カニの密漁をしていたインド人2人が寝ている間にボートが流されて北センチネル島に漂着した結果、矢で射られて殺害されたという事件もありました。

この英語ページにセンチネル族の写真が掲載されていますが、他にも公になっていない事件はこれまで数多くあるでしょうね・・・

これらはれっきとした殺人事件なのですが、インド政府は島が「現代社会の一部ではない」として不介入・上陸禁止の方針を立てているため、警察の捜査もされずにそのまま放置されています。




不介入・上陸禁止の方針は、外部の病気に対する免疫を持たないと考えられるセンチネル族に対するものでもあります。

何千年も外部との接触を避けてきた孤島の民族ということは、免疫がない病気が外から入るだけで、極端な話、絶滅してしまう可能性もあるのです。

 

しかし2018年にまた事件は起きてしまいました。

アメリカ人で自称「冒険家」の宣教師ジョン・アレン・チャウ(John Allen Chau)さん(27)が、無許可で漁船を雇って島にカヌーで単身接近し、住民をキリスト教に改宗させるために上陸しようとした結果、住民に弓矢を射掛けられ、傷を負った所を首に縄をかけられて死亡

この男性の遺体は砂浜に埋められているようですが、回収は困難ということです。




これから北センチネル島がどうなっていくかは分かりませんが、島のあるアンダマン・ニコバル諸島ではリゾート地化がかなり進んできていて、旅行者がこの異質で危険な島に興味を示して接近しようとする動きもみられるようです。

そしてその中には、日本人も含まれるとか・・・

 

禁止されるほどやってみたくなってしまう人間の心理現象「カリギュラ効果」。

 

地元政府は、北センチネル島が「観光資源」にならないように監視を強化しています。

北センチネル島の文化や伝統を守ることはもちろんですが、これ以上被害が出ないことを祈っています。

 

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