書を捨てよ、森で“フィトンチッド”を浴びよう

みなさん、最近自然の中で遊んでいますか??

大型連休があったので登山やハイキング、川のせせらぎを聞きながら山の中でキャンプやバーベキューを楽しんだ方も多いかもしれませんが、新緑あふれるこの時期は、自然の中に身を置くのが本当に最高ですよね!!

今回はそんな自然の中でも、特に山の木々が持つパワー(成分)についてのお話です。

 

余談ですが、僕はこの大型連休中、数年前に山梨県南アルプス市に移住してきたご家族(夫婦・お子さん2人)から

「依田さん!東京から友達夫婦と小学生の子ども2人が遊びにくるから、子ども達に近くの山を案内してくれない??」と頼まれました。

子どもに自然体験をさせてあげたい親御さんの数は年々右肩上がりのようで、信州大学教授の平野吉直さんが以前中央教育審議会ヒアリング資料『「自然体験活動」の成果と意義』としてまとめられたものの中には、こんな興味深い調査結果が報告されていました。

自然体験活動をたくさんした青少年は・・・

 

●得意な教科の数が多い

●課題解決能力や豊かな人間性など、「生きる力」がある

●体力に自信がある

●環境問題に関心がある

どうやら子どもの頃のあらゆる体験は、一生モノのようですね。

子ども達に価値ある体験を提供するのも、大人の大事な役割なのだと思います!

 

 

さて今回はそんな自然の中でも山のお話なのですが、僕は「山に登る理由」をこれまで何人かの登山者に尋ねてきました。

 

かつてのイギリスの登山家ジョージ・マロリーのように「そこに山があるから(Because it’s there.)」とおちゃらけて答える人もいますが、

中には「よく分からないけど気持ち良いから!」「ストレス発散!」と答える人も目立ちます。

 

この感覚、僕自身も経験があるのでとても良く分かるのですが、それでは“何が”ヒトを気持ちよくさせるのでしょうか???

 

 

この「気持ち良い」「ストレス発散できる」という感覚をヒトに提供してくれるもの。その一つが、山にある木々の持つフィトンチッドと呼ばれる成分だということが分かっています。

 

フィトンチッド(phytoncide)は、1930年頃に旧ソ連のB.P.トーキン博士によって発見された森林の持つ香り成分で、「Phyto(植物)」と「cide(殺す)」という2つの言葉からなる造語です。

 

殺す???

 

「殺す」と聞いて少し恐ろしく感じるかもしれませんが、これは木々が自らの傷口の殺菌や害虫の殺虫という意味の「殺す」なので、人間には無害、というよりもむしろプラスの働きをします!

自分で移動することのできない樹木が、自分の身を守るための自己防衛能力なんですね。

 

実は森が動物の死骸や排泄物などの臭いがしないで清々しいのも、フィトンチッドの空気浄化作用によるものなのです。

そしてフィトンチッドが人体に良い影響を与えることは、科学的にも明らかになってきています。

「脳内のα波の発生を促し、精神を安定させる」
「呼吸を正常に整える」
「交感神経の興奮をおさえ、不眠を解消して快適な睡眠をもたらす」

などなど、深~いリラクゼーションをもたらしてくれるようですよ。

時期としては新緑あふれる今の季節(5月)から8月頃までが、樹木が生成するフィトンチッドの量が増えるようですので、ぜひ積極的に究極の癒し成分を全身で浴びに行ってみてください!

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