山梨にある「塩山」というしょっぱそうな山

どうも!ナオヒロ(@naohiroyoda)です!

タイトルにある「塩山」。
なんかしょっぱそうな名前ですよね(笑)

さて今回は海なし県である山梨県にある「塩山(えんざん)」という地名にまつわるお話です。


「塩山」について

塩山市(えんざんし)は2005年に近隣自治体と合併したため、今は山梨県の甲州市に含まれます。

甲州市といえば、世界的にも高く評価されている「甲州(Koshu)ワイン」の産地!
僕自身前職でワイナリーの方とお仕事をさせていただくことがありましたが、一流企業のインセンティブ訪問や有名人御用達のワイナリーもたくさんあります。

山梨に来る際はぜひワイナリーも訪問してみるといいですよ!
僕も旅行会社経験を活かして、多少のアドバイスはできると思います(笑)

 

さて話を戻して、東京都内からJR中央本線に乗って甲府方面に向かっていると、
しばらく山ばかりしか見えなかった視界がパッと開け、甲府盆地を望むビュースポットがあります。

こんな感じ。

「勝沼ぶどう郷駅」~「塩山駅」の車窓からのパノラマです。
写真では伝わりづらいかもしれませんが、初めてであればきっと感動していただけること間違いありません!

山梨県民は、県外から戻ってこの景色を見ると、地元に帰ってきたー!と安心するようです(笑)
僕自身もそうでしたし周りにも共感者が多いので、地元ってそういうものなんだと思います。

ちなみにこの景色は車窓から30秒くらいしか楽しめませんので、中央線の心地よい揺れに夢の中で、見逃してしまわないようにご注意くださいね!

 

そして、皆さんに注目いただきたいのが、写真右上でひと際存在感を出しているココ。

塩ノ山(しおのやま)と呼ばれる山です!

塩山(えんざん)という地名は、この少し不思議な山の名前からきていたのですね。

「塩ノ山」について

Google Mapで上から見てみるとこんな感じ。

何もない平地に突如としてポッコリと現れる山。
標高は553メートル(ヤマレコ情報)
あります。

長い歴史の中で地面が隆起したのでしょうが、甲府盆地に他に同じような光景はなく、ちょっと不思議な感じがするのは僕だけでしょうか?

ということでインターネットで調べてみると、「塩ノ山ピラミッド説」なるものがたくさん出てきました!!

気になる方はぜひ調べてみてくださいね。

「塩ノ山」という名前の由来

“塩の山といわれるくらいだから、塩が採れるのではないか?”という疑問。

確かに、岩塩が採れたので「塩ノ山」という名前がついたという説があるようです。

実は今でさえ海とは縁のない山梨県も700万年前は海の底にありました。実際に県内各地の山奥から魚や貝の化石が見つかっているというから驚きです!

ただし、戦国武将である武田信玄は塩不足に困窮し、敵であった上杉謙信から塩を送ってもらったというエピソード(上杉謙信が好意で塩を送ってあげたという方が正しいでしょうか)もあるくらいなので、少なくとも戦国時代には塩ノ山では岩塩は採れなかったのでしょうね。

※今も塩は一切取れませんよ(笑)

「塩ノ山」という名前の “もう一つ” の由来がおもしろい

志ほの山 

差出の磯に住む千鳥 

君が御代をば 

八千代とぞなく

*意味・・・塩ノ山や差出の磯に棲息するチドリも、天皇の治世が永遠であることを祈って鳴いていますよ

これは今から1100年以上も前に作られた「古今和歌集」の中の一首で、「差出の磯」というのは塩山のお隣、山梨市にある景勝地のことです。

詠み人知らず・題知らずということなので誰が詠んだのかもシチュエーションも明らかになっていないのですが、
「志ほの山」として塩ノ山が登場しているので、歴史はかなり長いと言えます。

天皇のことを詠んでいるということを考えると、塩ノ山はただ人々に親しまれていただけではなく、
何か歴史的な重要性があったのではないかと感じてなりません!

 

「志ほ」は「しほ」と読み、元は「四方(しほう)」に由来していると言われています。

つまり、時代をさかのぼって考えると、、、

 

「どの方面からでも見える山=四方から見える山」⇒「しほう山」⇒「しほ山(志ほ山)」⇒「しお山」

しおを漢字に当てて「塩山」、さらに音読みして「えんざん」ということなのです。

 

少しこじつけのようなお話ですが、先ほどご紹介したJR中央本線で東京から甲府に向かう途中、

山梨県上野原市の「JR四方津駅」を通ります。(特急利用の場合は停まりませんのでご注意ください!)

こちら「四方津」と書いてなんと読むと思いますか?

 

そうです!しおつと読みます。

(余談ですが、四方津という町はジブリアニメ「千と千尋の神隠し」の最初のシーンの舞台になっています。)

まとめ

個人的には後者の説(“四方から見える山”が由来)が有力なのではないかと考えています。

これからは少子高齢化も加速化し消えていく地域も多くあると思いますが、地名は歴史を紐解く鍵になることがあるだけでなく、過去の大惨事を地名に刻み、後世の私たちに警告している場合もあるそうです。

2011年の東日本大震災や福島第一原子力発電所の事故についても、実は「地名」が津波を警告をしていたと言います。
(残念ながら、津波を警告していた地名は合併前の旧地名だったようですが・・・)

皆さんのお近くの地名にも、何かしらのヒミツが隠れていると思うとワクワクしませんか?


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