通夜(つや)は、葬儀前に行う儀式のことである。仏教においてのみならず、神道、キリスト教においても行われる。
(Wikipedia「通夜」より)
通夜には色々な宗教的意味があるのですが、日本の通夜と言えば、親族などが集まって一晩中寝ずに故人と過ごすというのが基本でした。
しかし最近では、夜6時頃から1~2時間ほどかけて行う通夜「半通夜」というスタイルが一般的になってきています。
でもそもそも、どうして通夜を行っているのでしょうか?
一説によると通夜はもともと、故人が生き返ることを願った儀式だったとされています。故人のよいところなどを一晩中親族などで語り合い、復活を望んだのだそうです。
そして通夜にはもう一つ、現実的な役割があります。
それは、死の最終確認です。
医療が十分に発達していなかった昔は、「死」の判断がとてもむずかしかったので、一晩かけて死を確認するという意味合いがありました。
実際に国内外含め、死者とされた人が24時間以内に蘇生する事例はたくさんあります。
医者:●時●分、ご臨終です。
遺族:A~(泣)
Aさん:あれ、ここどこ?
みたいなね。
ちなみにどこの国か忘れましたが、外国ではこんな話もあったらしいです。
(※ちょっと怖い話です)
ある晩、棺桶から副葬品(死者と共に埋葬されるもの)の金品を盗む、不届き千万のバチ当たりな墓泥棒がいました。
「どれどれ、今回の棺桶にはどんな金品があるかな・・・噂ではけっこうな金持ちの野郎だったって聞いたぞ(=^・・^=)ヒヒヒ」
墓泥棒はスコップを使い、慣れた手付きで土を除けていきます。
しばらくして、スコップの先端がコツンと何か固いモノに当たりました。
棺桶です。ついにその時が来たのです。
「ゴクッ(ツバを飲み込む音)」
この瞬間は流石の墓泥棒でも、いつも緊張するのでした。中には死者が眠っているのですからね。
そしてゆっくりと、棺桶の頑丈なフタを開けると、、、
※驚かしてしまいごめんなさいm(__)mこの写真はただのハロウィンのゾンビ装飾です。
墓泥棒がゾンビに襲われたオチでも良かったのですが、実際はそんなことはなく、遺体は静か安らかに棺桶に横たわっていました。
そして墓泥棒は無事(?)に金品を奪うことができました。
朝がやってきて、最初にその光景を見た人は愕然としました。
墓が荒らされていることはもちろんですが、隣に裏返っていた棺桶のフタを見て驚いたのです。
というのも、空を向いている棺桶のフタの裏側には、内側から力いっぱい引っ掻かれたと思われる爪跡など、あらゆる抵抗痕がギッシリと残っていたのでした。
※写真はイメージ
怖い話というよりも、悲惨な話ですよね。
想像するのもゾッとしますが、暗く酸素も限られている棺桶の中で、その男性は何を思ったのでしょうね・・・
今は医学も発達してきてこんな事例もほとんどなくなったので、日本でも「通夜」という儀式自体、かなり簡略化されてきたとも考えられます。
ただそんなことであれば、最終的には通夜を行わずに葬式(葬儀・告別式)だけで済ませる未来もやってくるかもしれない、と考えるのは僕だけでしょうか。
以上、今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
コメントを残す